矯正、インプラント、歯周病、顎関節症治療を取り入れた総合的歯科医療を目指しています。

河口歯科医院

東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から徒歩2分

診療内容一覧 medical examination

歯列矯正

「歯並びが悪い=咬みあわせが悪い これは全身の健康に大きな影響を与えます」

歯列矯正は、単に見た目だけをよくするものではありません。
不正咬合という病気を治し、歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健康な身体と心を手に入れるものです。治療が済んだ患者さんは、健康美あふれる笑顔を手に入れることが出来ます。

小児・学童期の矯正

最近のお子さんは顎の発育が悪く、歯の大きさに比べて顎が小さいために歯並びが悪い場合が多く見られます。
また指しゃぶりなどの悪習癖の影響で歯列が歪んでいるお子さんもいます。これらの不正咬合を放置すると、プラークコントロールがしづらく将来虫歯や歯周病ができやすい環境になるばかりか、咬む力が劣るために脳をはじめ全身の発育にまで影響してきます。ですから、不正咬合があればなるべく早く治療をすることをお勧めします。
治療内容は次の3段階に分かれています。

第1段階
顎の成長を促し、歯の生えるスペースを積極的に作る期間。
第2段階
上下の歯並びを正しく整える期間
第3段階
後戻りをしないように正しい歯並びを保持する期間

当院では矯正専用のセファロレントゲン装置がありますので、矯正に必要な診断をすばやく行うことが出来ます。また、矯正治療のトレーニングを積んだ院長および副院長が責任を持って直接治療を行います。

<症例>
初診時8歳の男子

顎が小さく歯が大きいため上下第一小臼歯を抜歯して永久歯が生えてくるスペースを確保治療期間は第1、第2段階あわせて1年10ヶ月。
永久歯と乳歯が混ざった混合歯列期に矯正を始めれば、治療の方針が立てやすく、治療期間も短く済みます。

治療前
  • 写真:治療前の歯列
  • 写真:治療前の歯列
  • 写真:治療前の歯列
治療中
乳歯を抜歯したスペースから永久歯が生えてきているのが分かります。(第一段階)
  • 写真:治療中の歯列
  • 写真:治療中の歯列
  • 写真:治療中の歯列
治療後
第2段階を経た後、取り外し式の保定装置を2〜3年使用します(第3段階)
  • 写真:治療後の歯列
  • 写真:治療後の歯列
  • 写真:治療後の歯列

成人の矯正

歯列矯正に年齢制限はありません。 成人の場合はすでに歯科治療を受けていたり歯を失っていたりする場合が多く、そこから歯列矯正を始めるにはクラウン・ブリッジ、インプラントなどさまざまなオプションを駆使して治療を行わなければなりません。
ですから、全ての分野を一人の歯科医が総合的に治療できる当院では、患者さんをスピーディーに治療のゴールへと導くことが出来ます。

<症例>
30代女性

この患者さんは多数の永久歯が先天的に欠如していて、一部小さい乳歯が大人になっても残存していました。
そのため歯列が歪みすきっ歯の状態になっていました。
左上側切歯、犬歯と下の左右小臼歯がありません。

治療前
写真:治療前の歯列
左上の乳犬歯を抜歯し、矯正によりスペースを確保する治療計画をたてました。
治療中-1
写真:治療中の歯列
治療中-2
写真:治療中の歯列

(治療中-2)理想的な位置に歯が配置されたところで、左上にはインプラント、下左右はブリッジで永久歯の代わりとしました。左上のインプラント(犬歯部)

治療後
写真:治療後の歯列

顎関節症

歯科の病気といえば虫歯と歯周病が主でしたが、最近では3番目の病気として「顎関節症」が加わろうとしています。これは口を開けるときに顎がカクカクする、口を開けにくい、痛みを感じる等の症状で、不正咬合に色々なストレスが複雑に絡み合って起こる、顎の関節の病気です。
顎関節症には色々な原因があり、生活習慣の改善等でよくなる場合もありますが重症の場合完全に治すのは難しいとされています。当院では、顎関節症治療に対して積極的に取り組んでいます。
治療に入る前に、まずよく問診を行い、触診によって顎関節のおおまかな動きを探ります。レントゲン診査、模型による診査は必ず行い、顎骨のズレや咬み合せの不具合を調べます。
診査した上で、個人個人に最適の治療方法を決めていきます。

<症例>
30代女性 子供のときに歯列矯正の経験あり(途中で中断)

開口時の顎関節音、疼痛、肩こりを主訴に来院。診査診断したところ、咬み込みが深く咬む位置が正常な顎の位置からずれていることが分かりました。重症のケースです。

治療前
写真:治療前の歯列
MORA
写真:MORAMORA(Mandibular Orthopedic Repositioning Appliance )と呼ばれる装置を使って正しい位置に顎を誘導します。
装着時
写真:MORA装着時MORA装着時。
咬みあわせが変化しているのがわかります。
装着してすぐに顎の不快症状はなくなりました。
矯正治療
写真:矯正治療写真:矯正治療
治療後
写真:治療後の歯列

その後、再矯正治療により不正咬合を正し顎関節症は治りました。

インプラント

たった1本の歯を失うだけでもその機能と審美性が崩れ、身体全体のバランスにも悪影響を及ぼします。

歯を失い、入れ歯をご経験の方で「もっと自然に会話や食事が楽しめたら……。」とか「見た目も天然の歯に近い歯を入れたい。」とお考えの方、又、失った部分を回復するのに「両隣りの健全な歯を削りたくない。」とお考えの方にご案内したいのが、インプラント治療です。
インプラントは生体との親和性が高いチタンという金属で造られており、歯の抜けた部分の顎の骨に埋入して支柱とし、その上に人工の歯をしっかりと固定し、機能と審美性を回復する治療法です。
従来の歯科治療に比べると高度な技術と経験が必要です。
当院では15 年以上の経験と実績があり世界的にもトップクラスの製品を使用しており、万全な体制で治療に臨んでいます。

インプラントの構造
歯を一本失った場合
従来法
抜けた歯の両隣の健康な歯を削って連結しブリッジにします。 インプラント
失った部分にのみインプラントを埋入しますので、健康な歯を傷めません。
多くの歯を失った場合
従来法
健康な歯にバネをかけ部分入れ歯を固定します。違和感があり、バネをかけた歯に負担がかかります。 インプラント
失った部分にのみインプラントを埋入しますので、健康な歯に負担をかけません。入れ歯に比べると違和感も少なくなります。
歯をすべて失った場合
従来法
総入れ歯を歯肉との吸着力で支えています。噛む力が弱く味覚が落ちます。 インプラント
インプラントが顎の骨にしっかりと固定されます。ガタつきがなく安定します。
<症例>
60代男性
治療前
写真:治療前の歯列
左下3本の歯を失い、義歯では食事がしづらいとのことで来院。
治療後
写真:治療後写真:治療後
インプラントにして、自分の歯のように食事が出来ると感謝されています。
<症例>
60代女性

この患者さんは総義歯でしばらく過ごされていましたが、下の義歯が動くのが気になることを主訴に来院。
義歯は粘膜に吸着させて維持を得ているのですが、下の義歯は舌の影響などから動きやすく、よく咬めるようにするのは困難です。
そこで、インプラントを応用してしっかりと安定した総義歯を作ることにしました。

治療前
写真:治療前の歯列

インプラント上部構造 複数本のインプラントを埋入して、バーで固定してあります。
義歯の裏側 クリップ状のアタッチメントでバーをつかむ仕組みです。

治療後
写真:治療後写真:治療後
治療後 顔貌に調和した自然な仕上がりです。

歯周病

「歯を失う原因のおよそ8割は歯周病によるものです」

歯周病は歯の表面に付着したプラークと呼ばれる細菌の塊によって引き起こされます。プラークの細菌は分かっているだけでもおよそ800 種、その細菌群が繁殖するときに産出する酵素や毒素によって、歯茎がはれたり骨が吸収したりするのです。
また、歯周病は高血圧や糖尿病などの生活習慣病のひとつです。喫煙、歯ぎしり、ストレスなどと密接に関わり、親子間で少なからず遺伝します。
歯周病にならないために一番大事なのはブラッシングによるプラークコントロールです。
当院では歯周検査後ブラッシングが正しく効率よく行えるようブラッシング指導をします。
ですが、ブラッシングだけやれば治癒すると言うわけではありません。
症状は緩慢ですが徐々に歯を蝕んでいく歯周病の特徴から、歯科医院での定期的な検査、治療が必要です。歯周病は一生涯にわたって永く関わっていかなければいけない病気だからです。
治療ですが、まずレントゲンによる診査を行い、検査によって歯茎の健康状態を探ります。
そして、歯周病の原因となるプラークをきれいに取り除いていきます。
歯や歯根の表面に出来る歯石は、プラークが沈着しやすく細菌繁殖の足場となるので可能な限り除去します。
歯根にこびりついた歯石は外科的な方法で取り除くこともあります。

<症例>
50代女性
治療前
写真:治療前の歯列

前歯のぐらつきを放置していたため、硬いものが咬めずに困っていました。
重度の歯周病に罹患しています。

治療中
写真:治療中
矯正で適正な位置へ歯を動かしながら歯周病に対して外科手術を行いました。
治療後
写真:治療後
ブリッジで審美性を回復、歯周組織も安定しました。治療後はおせんべいが食べれると喜んでいました。

根管治療

「歯を残すために不可欠な根っこの治療=根管治療」

虫歯などで歯の神経(歯髄)がダメになってしまった歯は、弱くなり、使えなくなってしまいます。しかし、適切な根管治療によって、ふたたび咬めるように回復できるのです。
根管治療は、例えば建物の基礎工事に相当する大切な治療です。まず、細菌感染した歯髄や象牙質を取り除き、根管の形を整えます。そして、きれいに清掃し殺菌消毒します。
痛みや腫れなどの症状がなくなったら、根管の中を生体に安全な材料で隙間なく充たします。これで口の中で永く機能できるための基礎工事が終了したことになります。

<症例>
20代男性
治療前
写真:治療前
左上第2小臼歯のレントゲン写真治療前 歯髄まで達する大きな虫歯があります。
治療後
写真:治療後
根の先端まで薬剤が入ったことが確認できます。
<症例>
40代男性
治療前
写真:治療前
左上側切歯のレントゲン写真治療前 歯髄壊死を起こし根の先に病巣を作っていました。
治療後
写真:治療後
根の先の病巣は数ヶ月〜数年経たないと消えません。
<症例>
50代女性
治療前
写真:治療前
左上第2大臼歯のレントゲン写真治療前 クラウンの根元から虫歯になっていました。
治療後
写真:治療後
3本ある根のそれぞれに先端まで薬剤が入ったことが確認できます。
写真:治療前
マイクロスコープ 
カールツァイス社製 picoMORA
従来では見えない根管の中を手探りで治療していましたが、マイクロスコープを使うことによってより確実な根管治療を行うことができます。

審美歯科

「近年、白く、美しく丈夫な歯を求める患者さんが増えています」

前歯の支台に金属を使用した場合、経年変化で金属が見えてしまったり、歯茎の色が変わってしまうことがあります。
そこで、材料をオールセラミックやジルコニアにすることで、口腔内と調和した明るくいきいきとしたクラウンが作れるようになりました。CAD/CAM(コンピュータのデザインによりセラミックのインゴットを機械が削りだすシステム)や、セラミックと歯質との接着技術は近年目覚しく発達しています。
またこの方法で治療すれば、金属イオンの流出による金属アレルギーの心配がありません。当院でも、この新しい方法で作られた美しいクラウンで患者さんを治療しています。

<症例>
20代女性
治療前
写真:治療前
前歯が欠けた。
治療後
写真:治療後
神経を保存し可及的に歯質を残しつつ、審美性を回復できるオールセラミックを選択しました。
<症例>
80代男性
治療前
写真:治療前
転んで前歯が欠けた。
治療後
写真:治療後
高齢者は歯が黄色に変色している場合が多いので、他の歯と調和のとれたクラウンを作るのがとても困難です。

「口元の美しさは年齢を問いません」

60代女性 永年、下の歯が出た口元の悪さに悩んでいた患者さんです。下の歯の矯正と上の義歯を治して、美しい口元に改善しました。

<症例>
60代女性
治療前
写真:治療前写真:治療前写真:治療前
治療後
写真:治療後
写真:治療前・治療後写真:治療前・治療後

ホワイトニング

どんな人でも20才を超えると、歯は内部から黄ばんできてしまいます。
歯の表面を磨く“クリーニング”とは違い、“ホワイトニング”は歯の内部を白くするものです。しかし、強い薬で歯の表面を処理する方法は歯を痛める危険性があるのでお勧めしません。
当院では透明な薄いマウスピースを作成し、白くしたい歯の部分にホワイトニング剤を入れて、睡眠中に装着していただく方法をとっています。この方法によれば、もう少し白くしたい場合とか、個々の歯の色のコントロールを、ホワイトニング剤の入れ方によって患者さん自身で調整できる利点があるので安心してお使いいただけます。
しかし、白くするといっても、ただ単に白くなれば良いというものではありません。歯の色は個々の部位によって異なり、一本の歯をとって見ても根元の方は厚みがあるので色が濃く、先端は透明度が強いものです。又、白人と異なり日本人は肌の色が濃く、歯の色も1〜2ランク濃いのが普通です。例えば、色白の女性と日焼けした男性とでは歯の色の選び方も異なりますので、歯の色見本をお見せしながら、ご自分の歯の色を選んでいただいた上で、治療に入らせていただいております。

治療前
写真:治療前
治療後
写真:治療後
治療前
写真:治療前
治療後
写真:治療後
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